【日本酒】出羽桜 純米大吟醸 亀の尾

ボブです。
今回は、山形の名門・出羽桜酒造さんの「純米大吟醸 亀の尾」を飲んでみました。
“亀の尾”というお米にロマンを感じている方にはもちろん、普段から出羽桜ファンの方にもぜひ一度味わってほしい一本。ひと言でいうと「深みと上品さが共存した、飲むほどに惚れる酒」でした。
まずは名前に込められた重みをちょっとだけ

“亀の尾”は、幻の酒米とも言われたお米。明治時代に開発された品種ですが、一度は姿を消し、復活したという物語つきの酒米です。
この米を使って、出羽桜が造る純米大吟醸。もう名前の時点でテンション上がります。
実際に飲んでみた感想
まず香り。これはまさに「出羽桜らしさ」が前面に出ていて、上品な吟醸香がふわっと広がります。華やかなんだけど、決して派手じゃない。むしろ、香りに“品”を感じました。
そして、いざ一口。
🌾 しっとり、なのに芯がある。
口当たりはとてもなめらかでやさしい。するっと入ってくるのに、飲み込んだあとには米の旨みがしっかり残る。酸味は控えめ、全体的に丸みを帯びていて、すごく丁寧な印象。
「キレ」より「包まれる感じ」と言った方が近いです。
それでいて、ただやさしいだけじゃなくて、奥行きがある。飲めば飲むほど「あ、この酒…ちゃんと語ってくるな」という感じ。さすが純米大吟醸。
雑味ゼロの透明感
冷酒でいただきましたが、雑味はまったく感じません。口に含んだ瞬間から最後まで一貫してクリア。
でも“淡麗”というより、“洗練された旨み”が主役になってる印象です。
まとめ:酒米・亀の尾の魅力が活きた、静かな感動
「出羽桜 純米大吟醸 亀の尾」は、香り・味わい・余韻、そのすべてがバランスよく整っていて、「これが名門蔵の本気か」と思わせてくれる一本でした。
・食中にも◎だけど、これはむしろ静かにじっくり味わいたい酒
・特別な日の晩酌や、大切な人との乾杯にもピッタリ
・華やかさと落ち着き、両方を楽しみたい人におすすめ
あまりにもスムーズに飲めてしまうので、つい杯が進んでしまうのが唯一の注意点かも(笑)
もし「亀の尾ってどんな米なんだろう?」って気になっているなら、この出羽桜の一本はまさにその入り口に最適です。