【ロープアクセス】JIRAA検定(産業用)

ボブです。
このたび、JIRAA(日本産業用ロープアクセス協会)が認定するJRAA検定(産業用)に無事合格いたしましたので、報告を兼ねてブログにまとめます。
今回の検定に向けて、宮城県仙台市にある株式会社ジーエヌシー様にてトレーニングを受講させていただきました。とても丁寧で実践的な指導をしていただき、充実した時間を過ごすことができました。
JIRAA(日本産業用ロープアクセス協会)とは?

JIRAAとは、Japan Industrial Rope Access Association(日本産業用ロープアクセス協会)の略称で、ロープアクセスに関する安全基準の策定・技能者の認定・教育プログラムの提供などを行っている日本の団体です。
ロープアクセスは、建築・橋梁点検・プラント整備・通信設備の施工など、狭小・高所作業を必要とする多くの現場で注目されている工法です。
JIRAAは、こうした作業を安全かつ効率的に行うための技術者育成と制度設計を担っています。
JIRAA検定とは?
JRAA検定(JIRAA Rope Access Assessment)は、JIRAAが実施するロープアクセス作業技能の公式認定制度です。
技術レベルや安全知識、緊急時対応能力などが問われ、受検者は実技・筆記の両面から厳しく審査されます。
合格することで、業界におけるロープアクセス技術者としての信頼とスキルの証明となります。
IRATAとの関係性について
ここでよく聞かれるのが、IRATA(Industrial Rope Access Trade Association)との違いや関係性についてです。
IRATAはイギリスを拠点とする国際的なロープアクセス認定機関で、世界中で通用する資格制度を運営しています。特に石油・ガス・プラント・洋上施設などの国際案件に強みがあります。
一方、JIRAAは日本国内における産業用ロープアクセスの普及と安全技術の確立を目的に設立された団体です。
両者は直接的な上下関係はありませんが、JIRAAはIRATAのガイドラインや国際的な安全基準を参考にしながら、日本の現場に適した独自の教育・認定制度(JRAA検定)を運営しています。
つまり、
IRATAは国際的な資格でグローバル現場向け
JIRAA(JRAA検定)は国内業務に特化した日本版ロープアクセス資格
といった立ち位置になるかと思います。
JIRAA認定のトレーニングでは、IRATAの技術体系も意識しながら、日本の現場に合った実践的な技術と安全管理が学べるというメリットがあると思います。またIRATAの場合トレーニング施設が少なく、アセッサー(評価や査定を行う人)が海外から来るのでそんなに頻繁に受検するチャンスがないのに対して、JIRAA検定は受検するチャンスが多いこともメリットと感じています。
株式会社ジーエヌシーでのトレーニング






今回、私がトレーニングを受講した株式会社ジーエヌシーさんは、
JIRAAの公式トレーニングセンターでもあり、豊富な実績を持つプロフェッショナル集団です。
トレーニングでは、主に以下のような内容を学びました:
- 基本的なロープアクセス装備の使用方法
- 昇降・姿勢保持・移動の技術
- 落下防止や安全対策の徹底
- 想定外の事態における自己・他者救助技術
座学と実技がバランスよく構成されており、技術だけでなく“安全に対する考え方”も徹底的に叩き込まれました。
検定を振り返って
試験は緊張しましたが、事前のトレーニングで繰り返し体に染み込ませた動作や安全確認のおかげで、落ち着いて?臨むことができました。なんとか無事に合格証をいただけたときは、正直ホッとしました。
ロープアクセスは、「技術」も「安全」も両方が欠けては成立しない世界。
今回の経験を活かし、現場での一つ一つの作業に、これまで以上に真剣に向き合っていきたいと思います。
最後に
今回、トレーニングしてくださった株式会社ジーエヌシーの柏倉さんに心より感謝申し上げます。
これからロープアクセス技術者として「安全・確実・丁寧」をモットーに、日々の現場に取り組んでまいります!
※株式会社ジーエヌシーについてもっと知りたい方は、ホームページ・Instagramをご覧ください。
👉 https://gnc-rat.com
👉 https://www.instagram.com/gnc_ropeaccess
※JIRAAやJRAA検定についてもっと知りたい方は、JIRAA公式サイトをご覧ください。
👉 https://www.jiraa.jp